【研修レポート】春日市総合スポーツセンター(三幸株式会社)様

春日市総合スポーツセンター にて接客接遇スキルアップ研修を実施しました

県内有数の市民スポーツ拠点であるこのセンターは、メインアリーナ・サブアリーナ・温水プール・武道場・弓道場・卓球場・トレーニング室・テニスコート・屋外競技場・ウォーキングコース(約650m)など、多彩な設備を備えています。老若男女が利用し、防災拠点としての機能も有する地域の重要施設です 。

お子様から歳を重ねた方まで幅広い年代に親しまれており、利用者の期待も非常に高い。そのため、安心・快適な施設体験を支える対応力や安全配慮を伴った接遇マインドが強く求められます。

  1. 施設の良さを意識化する導入ワーク
    まず、参加者皆さんに「この施設の“ここが良い”自慢ポイント」をご自身の言葉でお話いただきました。即答されるその姿から、自施設への愛着と誇りが感じられ、おもてなしマインドのスタートになりました。
  2. 第一印象の重要性を体感するトレーニング
    笑顔・表情・声のトーン・所作・話し方・身だしなみの6項目を練習。私からは「まだまだ笑顔が足りませんよ〜!」という“愛あるスパルタ風”の掛け声が飛び、思わず「え〜!」という声が上がる場面も。それでも諦めずに繰り返すご本人、そして声を掛け合って盛り上げる周りの皆さんのチームワークがキラリと光りました。
  3. Before/Afterの変化を実感
    研修の前半、緊張で少し固かった表情やトーンが、終盤には自然な笑顔と明るい声に変わり、相手に与える印象そのものが変化。参加者自身も、その違いを口々に実感し、「すごく楽しかった!」「現場で自信を持って使えそう」という声が多数上がる、非常に充実した3時間となりました。
春日市総合スポーツセンター「接客接遇スキルアップ研修」
日にち:2025年7月14日
時間:13:00~16:00
参加人数:約15名(体育館担当・温水プール担当)
場所:春日市総合スポーツセンター

【内容】
オープニング
 講師自己紹介
 研修の目的とゴールを共有
施設を代表する意識・接遇の心構え
 施設を代表としてのおもてなし接遇とは
第一印象の重要性
 表情・声のトーン・身だしなみ・アイコンタクト・話し方・所作
(※ 実践ワーク&トレーニング)
挨拶の基本
 挨拶の種類
 トレーニング
お客様への言葉遣いとクッション言葉
 実践トレーニング
 シーン対応実践ワーク&ロールプレイング

◆ 参加者の声(アンケートより一部抜粋)

「笑顔・声のトーン・所作など、個別にフィードバックをもらえてとても分かりやすかった」

「実際にロールプレイが多く、すぐに現場で活かせると感じた」

「マスクでも伝わる笑顔の工夫や、クッション言葉の大切さを改めて実感」

「お客様の立場に立って考えることの大切さを再認識した」

「藤川先生の声のトーンやお人柄がとても印象的で、良い見本になった」

◆ 明日から実践したいこと(アンケートより)

マスクでも笑顔に見えるように鏡の前での笑顔練習を毎日続けたい

クッション言葉で相手に寄り添う伝え方を心がけ、代替案を自分からお伝えしたい

電話応対でも笑顔を意識してトーンを明るくしたい

元気な挨拶だけでなく、豊かな表情と声の使い方を意識したい

相手の目を見て、明るい挨拶を心がける

◆ 研修実施ご担当者様より
(三幸株式会社責任者さま /施設長さまアンケートより)

私自身、過去に挨拶、店内案内のロールプレイング、早口言葉、滑舌訓練、笑顔の訓練などを1年以上継続して参りましたが、人に教える実践レベルには遠く及ばないため、実際に講師の方をお招きしてセミナーを開催していただいて本当によかったと思います。
各研修先の特色にうまく当てはめて研修を進めるのは難しいとは思いますが、わずかな準備期間で期待以上の研修内容でしたので、大変満足しております。

全体的には堅苦しくない雰囲気の中で、参加者の皆さんはリラックスして臨めたと思います。また、先生の一方通行的なお話ではなく、ひとりひとりが参加できるプログラム構成となっており、各自の意識向上につながったと感じています。
スタッフが参加しやすいプログラム構成を考えていただき、ありがとうございました。先生の声も聞き取りやすく、いろいろなことを学ばせていただきました。有意義な時間を過ごすことができ、あらためて感謝申し上げます。

研修の様子


講師よりひとこと

参加された皆さまが非常に前向きに研修に取り組んでくださり、終始和やかながらも真剣な雰囲気の中で進行することができました。お一人お一人の表情が徐々にやわらかくなり、声のトーンや言葉選びにも変化が見られたのが印象的で、受講後には「明日から実践したいこと」を自分の言葉で語られる姿に、大きな成長と意識の変化を感じました。

今回お伝えした“接遇の基礎”は、まさに「基本」であるからこそ、日々の中で少しずつ積み重ねていくことが何よりも大切です。一度の研修で完璧に身につけるのは難しいかもしれませんが、朝礼やミーティングなどの機会に、今日の学びを思い出す時間をつくっていただくことをおすすめします。

例えば、「挨拶の声のトーンを意識してみる」「マスク越しでも伝わる笑顔を練習してみる」といったシンプルなトレーニングを日常に取り入れていただくことで、接遇スキルは確実に定着していきます。

皆さまの笑顔や丁寧な対応が、来館者様にとって「また来たい」と思える施設づくりにつながることを、心より願っております。

藤川 麻美(Bizplusia)