【研修レポート】公益社団法人 福岡県宅地建物取引業協会 筑紫支部様

テーマ:信頼関係を深める お客様をファンにする接客の秘訣

2025年8月、公益社団法人 福岡県宅地建物取引業協会 筑紫支部様にてセミナーを担当させていただきました。
当日は多くの会員の皆さまにご参加いただき、接客・営業に携わるうえで欠かせない「第一印象の重要性」や「お客様に寄り添う姿勢」について学びを深めました。

今回のテーマは、私自身が18年間百貨店でトップセールスを続けてきた経験、そして近年の企業研修で培った実践知をもとに、不動産業にも直結する形でお伝えしました。
「モノを売る」のではなく、「自分自身を信頼して選んでいただける接客」をどう実現するか、その秘訣を具体例とともに共有しました。


研修プログラム内容

  1. おもてなしの接客の心構え
     – 「売ろうとしない接客」をベースに、まずは“選ばれる人”になるための考え方を整理。
     – 「うちの会社だからこそできること」「自分だから伝えられること」を言語化し、
    信頼構築につなげるワークを実施。
  2. お客様に選ばれる3つの条件(第一印象・所作・話し方)
     – 笑顔・目線・声のトーンなど第一印象を決める要素を分解し、チェックの実践を行いました。
     – 立ち姿や物の渡し方といった所作の細部が、信頼や印象を左右することを体感していただきました。
  3. NGワード・NG行動とその改善策
     – 「~になります」「よろしかったでしょうか」「無難です」など、日常で使いがちな表現を見直し。
     – 契約の有無で態度を変えない、作業に集中しすぎてお客様に気付かないなど、
    ありがちな行動を事例で示し、改善策を議論。
  4. 傾聴を活かしたニーズの聞き出し
     – “質問攻め”や“即提案”にならず、耳・目・心を傾ける傾聴を実践。
     – うなずき・復唱・共感といったリアクションが、信頼関係のスタートになることを確認しました。

アンケート結果

今回の研修後に実施したアンケートでは、受講者の満足度は100%という大変嬉しい結果となりました。
「実践にすぐ活かせる内容だった」「第一印象の重要性を再確認できた」「不動産業に当てはめやすい具体例が多く理解しやすかった」といった声を多くいただきました。

公益社団法人福岡県宅地建物取引業協会 筑紫支部様
「頼信関係を深める お客様をファンにする接客の秘訣
日にち:2025年8月22日
時間:10:30~11:30
参加人数:15名
場所:公益社団法人福岡県宅地建物取引業協会筑紫支部

【内容】
オープニング
おもてなしの接客の心構え
お客様に信頼される3つの条件
 第一印象、所作、話し方
NGワード、NG行動とその改善策
傾聴を活かしたニーズの聞き出し

◆ 参加者の声(アンケートより一部抜粋)
特に印象に残った内容・今後実践したいこと

・信念を持って接客する、テクニックに頼りすぎない姿勢が必要と感じた
・話す際の「間」の取り方やトーンの例がとても素敵で実践したい
・先生の話し方・声のトーン・所作が参考になった、良い先生に出会えて良かった
・初めて接客について学び、今まで知らなかったテクニックを知れて勉強になった
・「傾聴」を社員にも実践してほしいので伝えていきたい
・所作の部分を実践してみたい
・お客様に寄り添う心のゆとり、笑顔の大切さを意識したい
・傾聴時のアイコンタクトや第一印象を大切にしたい
「おもてなしの心構え」でお客様のニーズを引き出せる接客をもっと学びたい
・「よろしかったら」を「ぜひ」に変えることを意識したい
・会話をしながら質問をしていくスタイルを実践したい
・無自覚でやっていたことを改めたい

セミナーの様子

講師より

セミナー中は、皆さまが熱心に耳を傾け、積極的にご参加くださったことがとても印象的でした。
アンケートにもほぼ全員の方がたくさんのコメントを寄せてくださり、「やってみようと思ったこと」を具体的に書いてくださったのが嬉しかったです。それはすでに実践の第一歩であり、参加者の皆さまのモチベーションとスキルの高さを強く感じました。

また、研修中に「インスタグラムで接客ノウハウを発信しています」とご案内したところ、終了後に「フォローしました!」という声を多数いただき、さらに拙著を購入し感想を送ってくださった方までいらっしゃいました。こうしたつながりが広がることも、講師として大変励みになりました。

小さな意識の積み重ねが信頼を生み、その信頼がリピーターやご紹介へとつながり、結果的に大きな成果となります。
この度の研修が、皆さまにとって「また会いたい」と思われる担当者になるための一助となれば幸いです。

筑紫支部の皆さま、この度は貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。